この記事は、
・カウントアップで最低500点を確保したいダーツの中級者
・毎回フォームがブレて、安定したスコアが出せない方
のために書いています。
ダーツの練習でおそらく最もチョイスされるのがカウントアップ。
「ルールが簡単だから」や「点数で成長が見えるから」といった理由でなんとなく選ばれがちな練習メニューです。
しかしダーツで最も奥が深く、沼にハマりやすいゲームだということにお気づきでしょうか?
実はカウントアップは、単に的に当てるだけでなく、集中力と自身のフォームの再現性が問われる「精神と技術の両面」が試されるゲームです。
本記事では、最低500点を超えるために必要な集中力と再現性について解説していきます。
【目次】
8ゲーム24本に求められる集中力と再現性
カウントアップは、8ゲーム24本の総合得点というシンプルなルールですが、
高得点を狙うには集中力、リズム、フォームの再現性など、ダーツのあらゆる要素が求められます。
私の最高得点は913点ですが、全ラウンド集中し続けるのは難しく、
前半はハットトリック連発でも、後半で集中が切れてミスを出し1000点を逃しました。
24本は少ないようで多く、すべて投げ終わるまでの約5分は思ったより長く感じるため、同じ集中状態や再現性を保つのは相当厳しいのです。
つまり、カウントアップは「24本すべてを完璧に投げる」ゲームではなく、
「24本のうち、どれだけ集中して再現性のあるスローができるか」の勝負になります。
カウントアップで最低500点以上を目指すなら、24本を“ひとつの塊”として捉え、
集中と再現性をどこまで維持できるかがポイントになります。
集中できた本数を振り返ると、スコアアップにつながる
単純に「うまくいった」「ミスった」で終わらせるのはもったいないです。
「自分は今日は何本、集中して投げられたか?」
「後半の3ラウンドでフォームが崩れた。どうして?」
という風に練習の終わりに振り返り、
単なる得点の上下ではなく、「集中できた本数」や自分のフォームの再現性を自分なりに分析することで、次の練習につないでいくことができます。
集中して思った通りにダーツを投げている状態を「ゾーンに入る」と言う人もいますが、ゾーンに入っている時の気持ちよさを感じているのは私だけでしょうか?
ダーツの再現性とは何か?
ダーツにおける「再現性」とは、
毎回同じフォーム・同じ立ち位置・同じタイミング・同じリリースが楽にできることです。
再現性があると、「自分のいつものパターンに自然と乗れる感覚」が生まれ、
考えすぎず、力むことなく、「今日は乗ってるな」という感覚でゾーンに入りやすくなります。
立ち位置、フォーム、リリースの再現性については、当ブログでも以下のテーマでそれぞれ詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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再現性を意識して練習を積み重ねていくことで、
意識しなくても集中状態に入りやすくなり、ゾーンの時間も長くなります。
集中力と再現性の関係性
ダーツでは、集中力と再現性は深く関係しています。
再現性が高いということは、毎回のスローで余計な意識を使わずに済むということです。
フォームや立ち位置、リリースの感覚が身体に染みついていれば、「次はどう投げるか」と考えなくても、自然に手が動いてくれます。
無駄な意識を使わないぶん、狙いに集中しやすくなり、集中力を一点に注ぎ込めるようになります。
集中力を注げる状態では、ゾーンにも入りやすくなります。
何も考えず、楽に投げたダーツが自然とブルに集まるときは、再現性が整っているからこそ集中が最大限に活かされている証拠です。
再現性のないフォームでは集中力が散りやすく、高得点を安定して出すのは難しくなります。
上級者がフォームの再現性に強くこだわるのは、集中力だけではスコアを支えきれないと知っているからです。
まとめ
500点までは気合や根性、運で何とかなる部分もありますが、最低500点を超えて安定したスコアを出すためには、フォームの再現性と集中力の連動が欠かせません。
フォームや立ち位置、リリースの再現性を高めることで無駄な意識が減り、集中力をスコアに注ぎやすくなります。その結果、ゾーンに入りやすくなり、安定した高得点が期待できます。
もし「フォームやスタンス、リリースの再現性を強化したい」と思われたら、以下の関連記事でそれぞれ詳しく解説した記事もご用意しています。ぜひそちらもご覧になって、着実にレベルアップを目指してください!
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