ダーツの練習方法と戦略(Bフライト編)
この記事では、ダーツのC~Bフライトの方向けの練習方法とゲームの戦略について書いています。
最低限のルールとマナーを覚えたBフライトの方が、今後も安定してスコアが出せて、無事にAフライトになるようにサポートします。
ポイントは5つ。練習方法には、メンタルトレーニングも含まれるので、気になる方は記事の続きをご覧ください!
【目次】
- ①その日の調子で狙う場所を決めていい
- ②:01ならワンブル|クリケットならシングルに3本!
- ③相手を観察する余裕を持つ
- ④リズムを崩されても、自分のスローを貫く
- ⑤ミスを引きずらない3秒ルール
- まとめ:ダーツの練習方法と戦略|Bフライト向けメンタルトレーニングとは!?
- あわせておススメ!
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①その日の調子で狙う場所を決めていい
カッコつけてトリプルばかり狙っていれば、いつかは180(TON80)や9マークがでるのかもしれませんが、安定したスコアを狙うのは厳しいですよね?
Bフライトの実力だと、ワンブルすら取れないラウンドもあると思うので、
いっそその日の調子(今日はブルより下のセグメントが良く入るとか)に合わせて「狙いやすい場所を投げるという戦略は有効。
ダーツのレーティングを決めているのは、01とクリケットなので、
以下2つのゲームについて練習方法と戦略について書きます。
・クリケットでの狙い方
ダーツを投げながら、
✅ 20が入るなら20を狙う
✅ 19や17が入るなら、同じナンバーに3本入れる気で投げる
✅ セグメントを大きくとらえる
これで安定したスコアを出しやすくなります。
絶対20から閉めなきゃ!意気込みたくなりますが、
20にとらわれず、自分の得意なナンバーから攻めていく方が効率的なんですね!
例えば、私はナンバーの中で19が得意だったので、
まず19を狙い3本入れる→19がカットされない限り、どんどん19に加点をしていく。
…という順番で攻めていくと、相手と点差を離し、自然と勝率も上がるという寸法。
19が得意だと、17も同じ高さなので、この2つの精度を鍛えていました。
・01ゲームでの狙い方
01ゲームではどうでしょう?
✅Cフライト寄りのBフライトなら、無理にダブルアウトを狙わず、シングルアウトで確実に0点にできるようになる。
✅Aフライト寄りのBフライトなら、ダブルアウトやマスターアウトを狙ってかっこよく勝ちにいく。
01ゲームでは、「残り点数の管理」がとても重要です。
例えば、残り61点の場合:
- T19(57点) → D2(4点) というルートが狙えます
- もしT19が外れてS19(19点)になった場合 → 残り42点で D16(32点) → D5(10点) と調整できます
このように、「外れた場合の次の手」まで考えておくことで、スムーズなゲーム展開ができるようになります。
Bフライトでは、ここまで考えるのは厳しいので、気持ちに余裕がある時でいいと思いますが、残り50点くらいになったら、上りの点数は考え始めるクセはつけた方がいいです。
②:01ならワンブル|クリケットならシングルに3本!
Bフライトの段階では、相手の戦略を読めるだけの余裕はまだありませんし、
読めてもそれをひっくり返せるだけの技術も持ち合わせていないと思われます。
Aフライトを目指すため、
・01ならワンブルを入れること
・クリケットで3本シングルに高確率で決められること(たまたまトリプルに刺さればラッキー!)
を意識していくほうが大事だと筆者は考えています。
・01ゲームでのワンブル練習法
01ゲームでブルを安定して狙えるようになるには、段階的な練習が効果的です:
- 大きな円を描くイメージで – まず、ブルの周りのシングルも含めた大きな円を狙うイメージで練習する
- 徐々に範囲を狭める -トリプルリングの内側からブルのど真ん中まで 少しずつ狙う範囲を狭めていく
- ブルに3投連続で当てる練習 – これは理想。1,2の練習でどんどん円の範囲を狭めた結果、ようやく念願のハットトリックが出せるようになる。
この1~3を意識しながら投げていると、知らないうちにダーツがグルーピングして、ブルの命中率は格段に上がるようになります。
最初は「ブルなんて無理」と思っていても、真剣に投げていれば早い人だと3か月くらいでAフライト級の腕前(PPR80以上)になります!
・クリケットでの確実性を高める方法
クリケットでは、「同じセグメントに3本入れる」ことが基本中の基本。
トリプルを狙いたい気持ちはわかりますが、Bフライトの段階では、まずシングルに3本確実に入れることを優先しましょう。
私が実践していた練習法は:
- 20から15までの各ナンバーに3本ずつシングルを狙う
- 全てのナンバーで3/3を達成するまで繰り返す
- 達成したら、次はBULL
この練習を続けていると、自然とダーツの制御力が上がり、狙ったところに投げられるようになります。そうなれば、トリプルを狙うのも夢ではありません。
シングルのセグメントはトリプルリングのインナー(ブル側)ではなく、外側のほうが当然セグメントの面積が大きいので、まずはここに3本入れる練習をしてみてください。
③相手を観察する余裕を持つ
ここからは、メンタルの部分についてお伝えしていきます。
Bフライトから抜け出すためには、そろそろ自分のプレイだけでなく、相手のプレイを観察する癖をつけていきましょう!
例えば:
- クリケットで相手が19を苦手としていれば、19を早めに閉めておく
- 相手が終盤に弱いなら、中盤で差をつけておく
こういった「観察力」は一人練習では身につきません。
実戦でしか磨けないスキルなので、トーナメントやハウスリーグに積極的に参加することをオススメします。
対戦でしか身につかないものなので、ダーツバーなどで知人、友人と投げるのが手っ取り早いです。
また、Bフライトのプレイヤーは、対戦中自分の投げ方に集中しすぎて、相手のプレイを見れていないことが多く、その余裕すらないことが多いです。
結果、相手の好プレイに対する称賛の声(ナイスワン!とかナイスアレンジ!っていうあの掛け声です!)が出ず、マナーの悪いプレイになってしまうことも。
相手のプレイに嫉妬して不貞腐れると自分のリズムがなおさら崩れるのがオチです。
ある程度ルールを理解してきたBフライトプレイヤーとしては、相手のプレイをしっかり観察し、相手のプレイを褒めるくらいの余裕を持ちたいもの。
そして、自分もいつか相手のように狙った場所にキメるプレイヤーになるんだ!という気持ちを持つことが大切です。
これは戦略以前の話ですし、ダーツはコミュニケーションツールの一つであることも覚えておいたほうがいいです。
④リズムを崩されても、自分のスローを貫く
ダーツはリズムが命。
調子がいいときは入るのに、悪くなるとミスが続くことが多いですよね。
Aフライトのプレイヤーに共通しているのは、どんな状況でも自分のリズムを守ることを意識している点。
理想的なスロー感覚を作る
例えば…
✅ 狙う前に一呼吸置く or 調子がいいときは流れで投げる
✅ テイクバックの深さやリリースポイントを一定にする
✅ 3投の間隔を一定にする
特に対戦中は、相手のスローが間に入ったり、得点を上回られたり、カットされたり、外野のヤジがはいれば、リズムなんてすぐ崩れます。だからこそ、普段から自分のスローやペースを意識することが大切です。
プレッシャーに負けないルーティン作り
私がBフライトからAフライトに上がれた一番の理由は、「自分だけのルーティン」を確立できたからだと思います。
具体的には:
- 狙うセグメントを決める
- 深呼吸を1回する
- 眼前に理想的な弾道をイメージする
- エイミング、テイクバック、リリースを3秒カウントしながら投げる
この4ステップを毎回同じように実行することで、どんな状況でも「いつものプレイ」ができるようになりました。
ルーティンは人それぞれなので、人の投げるリズムを観察したり、自分に取り入れたりして是非自分なりのルーティンを作ってみてください。最初は意識的にやる必要がありますが、繰り返すうちに自然と体が覚えていきます。
相手のペースに巻き込まれない
対戦相手によって、スローのテンポは様々です。早い人もいれば、かなりゆっくりな人もいます。
Bフライトでよくある失敗は、相手のペースに合わせてしまうこと。相手が早いからと焦って投げたり、相手がゆっくりだからと間延びしたスローになったりしがちです。
大事なのは、自分のリズムを貫くこと。相手のペースに合わせる必要はないんです。自分のリズムを守るためなら、少し待つのも全然OKです。
⑤ミスを引きずらない3秒ルール
技術はあるのに本番に弱い、一度崩れると立て直せない…こんな経験はありませんか?
試合中のメンタルコントロール術
①ミスを引きずらない「3秒ルール」
ダーツを外してしまったとき、多くの人は「あー、なんで外したんだろう」と考え込んでしまいます。これが致命的なミスの連鎖を生みます。
そこで「3秒ルール」。
ミスをしても3秒以内に気持ちを切り替えるというものです。
やり方はとっても簡単です。
- 深呼吸を1回
- 「次!次!」と心の中で声をかける
- そしてダーツを構えて次の1投に集中する
単純なルーティンが、メンタル崩壊を防ぐ最大の武器になります。
②「調子が悪い日」の対処法
誰にでも調子の悪い日はあります。そんな日でも最低限のパフォーマンスを発揮するコツは:
- 無理にトリプルを狙わない
- BULLよりもダブルを攻める(01の場合)
- 自分が最も得意なセグメントだけ狙う
- ゲームを矢継ぎ早にこなそうとせず、1ゲームごとにしっかり休憩する。
「今日は調子悪いな」と感じたら、欲を出さずに「勝つための最低限」を意識しましょう。
③ポジティブな自己対話を心がける
「どうせ入らない」と思いながら投げるダーツが入るわけがありません。
練習でも試合でも、常に「次は入る」「このダーツは決まる」といったポジティブな言葉を心の中でつぶやく習慣をつけましょう。
これは単なる精神論ではなく、脳科学的にも効果が実証されている方法です。自分を信じることで、実際にパフォーマンスが向上します。
・・・と書いておいて私はネガティブな性格なので、どうせ入らないって思っちゃうんですが、これを「入れられるもんなら入れてみろ!」って気持ちに変えて投げるとダーツに気合が入って気持ちよく的に刺さることが結構あります。
・長期的なメンタル管理方法
試合中だけでなく、日常的なメンタルトレーニングも重要です:
- 練習の記録をつける – 進歩を可視化することでモチベーションを維持できます。ダーツライブやPhoenixにはダーツカードがあるので、日々の進歩をカードをかざすことで確認することができます。
- 小さな目標を設定する – 「Aフライトになる」という大きな目標だけでなく、「昨日よりBULLの数を一本増やす!」といった小さな目標も設定しましょう
- 失敗から学ぶ姿勢 – 「なぜ負けたのか」「なぜブルに入らないのか」等を冷静に分析する習慣をつけましょう
まとめ:ダーツの練習方法と戦略|Bフライト向けメンタルトレーニングとは!?
✅ その日の調子に合わせて狙う場所を変えてもいい
✅ 01ならワンブル、クリケットならシングルを3本入れる意識からスタート
✅ 相手のプレイを観察する余裕を持つ
✅ リズムを崩されても、自分のスローを貫く
✅ ミスを引きずらない3秒ルール
ダーツは技術だけでなく、メンタルや戦略も、マナーも大切なスポーツ。
焦らず、楽しみながら上達していきましょう!
今日もリラックスして、楽しみながらステップアップしていきましょう!
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あわせておススメ!