この記事ではダーツで手首や腕が痛くなる原因と予防策について書いています。
ダーツを長時間プレイしたり、真剣勝負で力みすぎで痛くなった腕や肘、手首。
痛みを感じたまま投げ続ければ腱鞘炎になり、ダーツがしばらく投げられなくなります。
ダーツ上達の大きな壁になるので、思い当たる方はぜひこの記事をご覧になり、快適にダーツを投げられるようになってください!
【目次】
ダーツで手首や腕が痛くなる原因=「力み」
ダーツを投げていて、手首や腕が痛くなったことはありませんか?
その主な原因は、ズバリ「力みすぎ」です。
力んでいるということは、投げるときに筋肉が無意識に張っている状態。
筋肉が不自然に張れば張るほど、フォームも不安定になり、関節や腱に余計な負担がかかります。
では、どうして筋肉が張るのか?
よくあるケースを挙げてみましょう。
- バレルを持つ指に力が入りすぎている
(→手首やひじの筋肉が連動して張る) - 体のブレを抑えようとして、足で地面を踏ん張りすぎている
- テイクバックで力こぶができるほど腕を後ろに引いている
- 必要以上に腕を速く振ろうとして、肩や上腕が張っている
- フォロースルーで腕を伸ばしすぎて、肘や前腕の筋が張る
このように、知らず知らずのうちに全身のあちこちを力ませてしまっていると、
ダーツに必要な力がうまく伝わらなかったり、投げる瞬間にフォームがブレたりしてしまうものです。
プレイ後に感じる筋肉痛や痛みは、身体からの重要なサイン。
無理をせず、しっかりケアをすることが大切です。
痛みを放置すると腱鞘炎になるので、早めの対処を心がけましょう。
手首や腕の痛みを軽減するためには?
ダーツで特に痛くなるのは、手首やヒジのあたりではないでしょうか?
指先に近いほど筋肉が細かく、疲労しやすいからなんです。
指から手首、ヒジ、腕、肩へと筋肉はつながっています。
ダーツを持つ指先が力んでしまうと、他の部位にも連動して痛みが出てしまうのです。
そこで、自身の力みや痛みを観察するときは、
上半身ならダーツを持つ指先から、
下半身なら足の指先や足の裏を意識するのがポイントです。
① 全身:リラックスした姿勢
- 肩の力を抜き、自然に直立姿勢で立つ(ただ立つ)
- 次にスタンスをとる。
利き足に体重がかかると思いますが、
足の裏から頭の中心に一本の直線が通るイメージを保つこと(いわゆる体軸) - 線が曲がるような立ち方=前傾姿勢のせいで、
体軸が歪むと体全体が力みやすくなる。
体が揺れる原因にもなります。 - おなかのヘソの下あたり(丹田といわれるところ)に意識を向けると、
不思議と体が揺れにくくなります。
スタンス(立ち方)については、こちらの記事で詳しくお伝えしているので一度ご覧ください!
② 指:親指の根本の筋肉が固くなる=力みすぎ
- 手の力を抜く。
ダーツは紙飛行機のように優しく持つイメージが大切。
グリップするというより、親指と人差し指の間にダーツを挟む感覚を持てば、指に力みが生まれません。
こちらの記事で、親指と人差し指の間にダーツを挟むという感覚について詳しく触れています。あわせてお読みいただければと思います。
③ 腕:ゆっくり引いたり振ったりする。
うまくスローができたときに限って、
軽い力で投げたのにダーツがスッと飛んで、自然とブルに刺さる……そんな経験ありませんか?
- テイクバック時に、ヒジや腕に力こぶが少しでもできていたら力みすぎ。
- 自然な速度=力こぶが最後までできない腕の振りで生まれる矢速のこと。
- フォロースルーでヒジや腕が張るようなら、リリースが遅れている証拠。
無理に力でねじ込もうとすると、上達が遅れ、
客観的に「ダーツセンスなさそう」に見えてしまうことも……。
④ サポーターの活用
腕を自然に振ったり、肘が曲がらないようにするためのダーツ専用サポーターがあります。プロ選手も試合中に使用していますよね?
- 肘サポーターは、腕の振りを安定させ、一定のフォームを保つのに役立ちます。
- フォーム矯正の効果もあり、力みによる痛みの軽減にもつながります。
文明の利器を頼るのもアリですね!
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痛みを緩和するためのケア方法
ダーツプレイヤーにおすすめの腕のケア方法をご紹介します:
① 準備運動の重要性
ダーツは「スポーツ」です。プレイ前に軽いストレッチをしてパフォーマンスを上げましょう!
- 肩回し(前後10回ずつ)。肩甲骨周りは筋肉が凝りやすいので念入りに。
- 手首のストレッチ(円を描くように回す)。
- 指のストレッチ(開いたり閉じたりを繰り返す)。
ただし、ギュッと握ったり開きすぎたりするとダーツのグリップが不安定になるので軽く行いましょう。
② 適度な休憩
- 1時間に1回は5分程度の休憩を取る。
- 疲れを感じたら無理をせず中断する。
- 痛みを感じたらすぐに休憩を取るか、投げるのをやめて帰る。
③ プレイ後のケア
- 筋肉痛になったら、冷却グッズで炎症を抑える。
- お風呂で軽いマッサージをして筋肉の緊張をほぐす。
- 十分な睡眠で筋肉の回復を促進する。
段々投げ込んでいけば、ダーツのコントロールができてくるので、筋肉痛にはならなくなっていきます。
ダーツを2~3時間投げていても全然筋肉痛にならないという方は、前よりも相当ダーツが上手になっている証拠です!
まとめ
ダーツで腕や手首が痛くなる問題の主な原因は、力みすぎです。
- 指先の力みは、手首やヒジ、肩と連動することを理解しましょう。
- 体全体の力みを意識的に避けることが大切です。
- リラックスしたフォームで自然に投げることを心がけましょう。
- 準備運動とケアを習慣化して、痛みの予防に努めましょう。
- 痛みは体からの重要なサインです。無視せず適切に対応しましょう。
- 腕の振りは早すぎず、自然な速度を意識してください。
- プロも使用するサポーターを活用して、正しい腕の振り方を身につけましょう。
今日も楽しくダーツを投げてくださいね!
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