・ダーツで壁にぶち当たったり緊張したときに、思い出せると気持ちが楽になったり、
持ち直せたりするような心に響くフレーズを紹介します。
どの言葉も、自分自身が実際に経験したり、聞いたりして胸に刺さったものばかりです。
ダーツを投げていて壁にぶつかったり、緊張したときでも、思い出せるような1つのフレーズがあるだけで、気持ちが安定したり、持ち直したりするものだと自分は思います。
もしあなたにも支えになる言葉があれば、
心の片隅に大切にしまっておいてくださいね。
①「お前のダーツなんて誰も見てねぇよ!」
PERFECTと併催されていたアマチュアの試合。
緊張しすぎて、自意識がバグっていた自分に対して、ダブルスの相方が放った一言。
「お前、普段からそんなにうまくないだろ?
お前のダーツなんて見てる奴いないし、俺だってお前に期待してないから、いつも通り投げろ!」
所詮はBフライト。
自分が気にしてるほど誰も自分の事を見ちゃいないし、ミスしたって誰も笑わねぇから、下手でもいいから投げろってことだったんだと思います。
こんな言い方されたら傷つく人もいるかと思いますが、
自意識過剰と極度の緊張から手っ取り早く正気に返らせるには、
これしかなかったんでしょう。
荒っぽいけど、今でもずっと心に残ってる一言です。
対戦時に肩に力が入ってしまったとき、
この言葉を思い出すと、ちょっとだけ気が楽になります。
「あ、自分も同じように気負いすぎてるかも」と思った人は、
ぜひこの言葉を思い出してみてください。
②「もっと自信もって投げましょう!」
ダーツバーのマスターに言われたひと言です。
当時はまだCフライトで、フォームに自信がなく、置きにいくような投げ方ばかりしていました。
マスターからは以前から「置き投げはやめたほうがいい」と何度も言われていたのですが、当てにいくことで精一杯で、手が縮こまっていたんだと思います。
そんなときにふと言われたのが、
「もっと自信もって投げましょう!」という一言でした。
たぶん、どう言えば響くかを考えたうえで出てきた言葉だったのかもしれません。
もちろん、その頃の自分には堂々と投げるなんて余裕はありませんでした。
でも今になって思うのは、「へたくそでもいいから、堂々と投げるダーツをしろ」ってことだったんじゃないかと。
フォームが安定して、自分なりにハットトリックが出せるようになってからやっと、
言葉の意味が少しずつわかってきた気がします。
試合のために練習し、下手くそなりにすべてをやり切った後に自分に言い聞かせるようなフレーズですね。
③「平場で勝てても、試合で勝てなきゃ意味がない」
ある試合であっさり負けたあと、
自分の試合を見ていた常連さんから言われた言葉です。
普段はもっと間を取りながら、ゆっくり投げているはずなんですが、
試合の緊張で手足が震えて、自分のリズムを見失い、
完全に雰囲気にのまれてしまった日でした。
何せ、ビールを飲んで酔っぱらってるのに、緊張は全然止まらないんですよね(笑)
「平場で勝てても、試合で勝てなきゃ意味がないよ」
普段のゲームや練習ではブルにも入っていて、
「自分はやれる」と思い込んでいた自分にとって、すごく刺さる言葉でした。
大体、平場で投げられて試合で投げられなければ、
そのフォーム自体が骨身に刻まれていない証拠ですし、
緊張で吹っ飛ぶようなフォームじゃダメだなと痛感した日でした。
それで当時の自分は、
平場用と試合用の2つのフォームを作ろうと考えました。
ゆっくり投げる平場用のフォームが試合でも使えれば最高ですが、
緊張しても腕が動く“非常用フォーム”も用意しておくべきだと、当時の自分は思いました。
ちなみにそのアドバイスをくれた常連さん、
普段から酔っぱらってテンション高めでブルに入れる人なんですが、
試合でもテンションがまったく変わらないんですよね(笑)
……ある意味、最強のメンタルだと思います。
④「何も考えず、ただ前に手を出せ」
この言葉は、村松春樹プロがまだCフライトだった頃、
フォームに迷いすぎてイップス寸前だったとき、ある人からかけられたという一言だそうです。
色々なフォームや投げ方を試せば試すほど、
どんどん沼にハマって、どう投げていいかもわからなくなる。
そんな迷宮のど真ん中で出会ったのが、
「何も考えず、ただ前に手を出せ」 というフレーズ。
結局そこかい!って思うかもしれませんが、
行き着くところはシンプルな原点回帰。
今の自分にも刺さる一言ですし、
フォーム迷子になったときや、考えすぎて動けなくなったとき、
ふと立ち返れる「心のリセットボタン」みたいな言葉です。
⑤「人にアドバイスしたくなった時ほど、自分のフォームを見直せ」
こうやってブログを書いてる時点で、
「お前が言うな!」ってツッコミが聞こえてきそうなんですが(笑)
ダーツバーや漫画喫茶で投げていると、
つい他人のフォームが気になってしまって、
アドバイスめいたことを言ってしまうことがあります。
でも結局、自分に合ったフォームは、人から言われて変えるものではなく、
自分で納得しながら体得していくものなんですよね。
しかも、こちらが下手くそなら、
下手くそが下手くそにアドバイスしたところで、
良くなる気配なんてないわけで(笑)
もちろん、よかれと思って言ってるんですけど、
そんな時に限って、自分のフォームだって褒められたもんじゃない。
人に何か言いたくなったときこそ、自分のフォームを見直せ。
今ではそうやって、自分の投げ方を振り返るキッカケにしています。
ただ、野球投げをしてる人がいたら、ちゃんと注意しましょうね・・・。
まとめ
今回紹介した言葉は、どれもダーツで悩んだときに自分を助けてくれたフレーズです。
ぜひ一つでも、あなたの“支え”になる言葉を見つけてください。
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