ダーツのリリースを安定させたい!飛びが変わる3つのポイント

基本編(フォーム・投げ方)
  • ダーツのリリースを安定させたい<
  • ダーツの飛びを良くしたい
  • 飛びが良くなるダーツのバレルが欲しい

本記事を読んでいただき、リリースが安定性や再現性が上がって、力まないで狙ったところにダーツが飛んでいくようになった!
という方が一人でも増えてくれたらいいなと思っています。

【PR】

動画を撮って自分のスローを把握するのが近道!

スマホで真横・正面・斜めの3方向から

自撮りスタンドなどを置くか、一緒に漫画喫茶やダーツバーに投げに来た友人に頼んで撮ってもらいましょう。

撮るときに、プレイヤーの全身が映るようにとり、ボードは視界にいれても入れなくてもOK。

スマホで撮影してみるとわかると思うのですが、
思っている以上に毎回結構ダーツの投げ方やリリースのタイミングが違っていることに気が付きますでしょうか?

リリースの不安定さは、自分では気づきにくいもの。

セットアップからテイクバックからの一連の流れを確認することで、ズレや力みの傾向が見えてきます。

客観的に見て違和感がない動きこそ安定の証

フォームにクセがあると、自分では同じだと思って投げていても、動画で見ると違和感があったりします。

例えばリリースが遅れたせいで、フォロースルーが変になることとか。

阿波踊りのように手が返っているのは、リリースタイミングの遅れを(もう手遅れなのに)手首を無理やり返して修正しようとしているからです。

自分で早く気づくためにも、スマホという文明の利器を使って動画撮影すれば、上達スピードが一気に加速します。

ダーツのリリースが安定しない3つの原因

原因①:グリップに力が入りすぎている

最初は多くの人が、

ダーツのグリップ=「ダーツを握る」、「ダーツを摘まむ」

と思いこんでいます。

グリップ=握る、と思うと、手や指の筋肉が張って、余計な力が入ります。

しかし、実際にリリースを安定させるには、
“握る”より“添える”。

ダーツを持ったときに、手のどこにも力が入っておらず、

バレルのカット(刻みの部分)のおかげで指からダーツがこぼれ落ちない、という感覚を知ることが重要です。

ダーツのグリップは握りこまず、指の間にはさむだけ。の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

原因②:バレルのカットを活かしきれていない

バレルのカット(ギザギザ)は、滑り止めだけでなく、ダーツを飛ばすための引っ掛かりでもあります。

カットを使いこなせていないと、リリースにブレが出ます。

リングカットのほうが手離れが良く、シャークカットはダーツに力をかけやすいというメリットがあります。

【PR】シャークカット:Samurai(サムライ) Type12 SILVER 2BA (ダーツ バレル)


【PR】リングカット:TRiNiDAD PRO(トリニダードプロ) LAZY(レイジー) 2BA 松吉輝宗選手モデル (ダーツ バレル)

原因③:リリースポイントを意識しすぎている

セットアップ時にダーツを構えたポイント=リリースポイントであることが多いのですが、

リリースポイントを意識しすぎると、ヒジが硬直し、力みが生じやすくなり、ダーツの飛びが乱れます。

テイクバックでなぞった軌道を、力まないスピードでそのまま前に出せば、自然にダーツは手から離れやすくなります。

テイクバックやリリースには「素早さ」は不要なんです。

ダーツのリリースを安定させる3つのポイント

ポイント1:テイクバックで引いたラインをなぞる

テイクバックで引いたラインを、ゆっくりなぞるように前に出す。
という意識だけで、余計な手の動きが消え、リリースが安定します。

筆者は当初腕に力こぶができるくらい強くテイクバックし、
スピードをつけて投げればダーツのスピードが上がると思い込んでいました。

テイクバックは肘を90度にしてダーツを構えたとすると、ダーツを持って手前に45度以上テイクバックすると腕に力こぶが出てきます。

テイクバックすれば、手首は自然に後ろに反るものですが、腕に力こぶができるくらいに後ろに矢を引いてしまうと、手首も連動して力んでしまうんです。

指先もバレルをがっちりグリップしてしまうので、リリースが大きく遅れる原因になります。

ポイント2:ダーツは指の間に挟むだけ

ダーツは握るものではなく、指で支えるもの

親指と人差し指で軽くバレルのカットに触れるだけで十分ですし、中指を使うならチップに添える程度です。

ある日、手から力を抜いてダーツをテイクバックすると、親指と人差し指が軽くバレル締め付けようとすることに気が付きました。

力を抜いてダーツを持っていると、テイクバックするときに指が勝手に締まってグリップするものだと気づくだけでも、スローが大きく変わってきます。

また、手の力を抜いてダーツを投げていると、ダーツを「抜く」という感覚にも気づきやすくなります。

テイクバックをしたときに、指にバレルのカットを感じやすくなり、

バレルのカットのおかげでダーツに勝手に力がかかって、意識して矢を離さなくても勝手にダーツのほうから離れて行ってくれることに気が付くだけでもかなりの上達です!

ポイント3:セットアップで構えた腕の位置がリリースポイント

3つ目はセットアップで構えた腕の位置までにはダーツをリリースすることです。

セットアップの時に肘に対して腕を垂直に立てて構える方が多いと思いますが、

実際ダーツをリリースすると、セットアップ時のリリースポイントから大きく遅れてダーツをリリースしてしまいがちです。

ダーツのリリースタイミングは、テイクバック後からヒジが90度に戻るまでのわずかな瞬間だけなのでダーツのリリースタイミングって思っているよりも難しいんです。

テイクバックから戻って、腕が肘に対して垂直なるまでは、チップの先が斜め上を向いていますが、

垂直から前に腕が倒れればダーツの先が下を向いてしまいますから、リリースのタイミングを逸するとダーツはあとは下にだけ飛んでいくだけです。

リリースの遅れを焦って指や手でフォローしようとしても時すでに遅し。

フォロースルーでの手の位置にリリースの遅れが証拠として残ります。

腕を引いてから、肘に対して垂直になるまで=ダーツのチップが斜め上を向いている間にリリースするために、手から力を抜いてゆっくりと腕を振るようにしましょう。

まとめ

自分のスローをスマホで撮って客観的に見ながら、ダーツを「はさむ」「なぞる」「抜く」というシンプルな意識でスローすることで、ダーツのリリースが安定します。

力まないこと、バレルのカットを活かすこと、リリースポイントを狙いすぎないこと。この3つが揃えば、驚くほど飛びが変わります。

最後までご覧いただきありがとうございました!

ほかにもおすすめの関連記事がありますので、よろしければ合わせてお読みいただけると幸いです。

あわせて読みたいおススメ記事

プロも実践!ダーツのリリースが安定しない人のための再現性アップ術

ダーツの「再現性」を高めるコツ【トッププロから学ぶ練習法】

ダーツのグリップが決まらない人必見!あなたに合った持ち方を見つける完全ガイド

ダーツのグリップは握りこまず、指の間にはさむだけ。