ダーツにおいて猿腕(猿手)はどうやって投げたらいいのか?猿腕のプロもいる?

A realistic touch image of a monkey-armed player throwing darts, seen from behind. The player's elbow is slightly bent outward, but his expression is serious and confident. In the background is a fuzzy dartboard. メンタル・考え方
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結論のまとめ

  • 猿腕はダーツの「個性」として捉えられる
  • 無理にひじをまっすぐにする必要性は高くないとされている
  • 猿腕の特性に合わせたフォームが、スローの安定につながる可能性がある

猿腕の特性とダーツフォームの関連性

ダーツが上達しないのは、もしかしたら猿腕が原因なのでは?そう考えている方は、まず猿腕の特性を正しく理解することから始められます。

他人のまっすぐなフォームを無理に真似るのではなく、自身の腕の形に合わせた、自然で楽に投げられるフォームを探っていきましょう。

猿腕でもダーツはまっすぐ投げられるのか?

猿腕でもダーツをまっすぐ投げることは可能です。

「猿腕だからダーツが曲がる」というのは、多くの場合、誤解とされています。

ダーツの軌道を決めるのは、肘の曲がり方よりも、むしろリリースする瞬間の指や手首の動きです。

猿腕の人が無理に肘を伸ばそうとすると、かえって不自然なフォームにつながる場合があります。

大切なのは、腕の形を気にしすぎず、最も楽に、そして安定して投げられる腕の軌道を見つけることです。

鏡で自身のフォームを確認したり、友人に動画を撮ってもらったりして、無駄な力が入っていないかチェックしてみる方法が知られています。

猿腕のフォームで肘を意識しすぎるとどうなる?

猿腕の方がフォームを考える際、「肘をまっすぐ固定しなければ」と考えがちですが、この考え方はかえって逆効果になることがあります。

猿腕は、もともと肘が外側に曲がる構造です。これを無理に内側に向けたり、真っすぐに伸ばそうとしたりすると、関節や筋肉に大きな負担がかかると言われています。

その結果、肘を痛める原因になったり、フォームがぎこちなくなり、安定しなくなることが報告されています。

ダーツのフォームは、体に負担なく、楽に再現できることが最も重要とされます。

猿腕の人は、肘を無理に意識せず、肩から手首までの腕全体を一つのユニットとして滑らかに動かすイメージを持つことで、スムーズなスローイングにつながると考えられています。

腕の振り方をどうすればいいか?

猿腕の人は、腕の振り方を工夫することで、安定したスローイングに繋がりうると考えられています。

まず、ひじを固定しないという考え方があります。振り子のように、ひじから下を自然に振り出すように動かす方法が一般的です。

このとき、腕が少し外側にカーブを描くのは問題ないという見方があります。その軌道こそが、その人にとって自然な軌道である可能性があります。

無理にまっすぐ投げようとするのではなく、腕の軌道を安定させることに集中することが、スローイングの安定性を高める上では重要とされています。

フォームを固める際は、ダーツボードの中心ではなく、「腕の振り」そのものを意識して練習してみるというアプローチが知られています。

猿腕はダーツで不利なのか?

猿腕がダーツで不利になるという明確な根拠はありません。むしろ、その特性が特定のプレースタイルに有利に働く可能性も指摘されています。

例えば、肘がわずかに外側に開くことで、ダーツボードの中心ラインを捉えやすくなるといった見解もあります。

また、自然な腕の動きを維持できるため、長時間の練習でも腕への負担が少ないという考え方もあります。

猿腕の特性に合わせたダーツへの取り組み方と事例

猿腕の特性を理解したら、次にそれを活かした取り組み方について見ていきましょう。

この身体的な特徴を持つプレイヤーが自身のスローイングを考える上で、再現性を高めるという視点が重要となります。

毎回同じフォームで投げることができれば、ダーツの飛びは安定します。

グリップとスタンスの調整方法

猿腕のフォームを安定させるためには、グリップとスタンスの調整も非常に重要です。

グリップは、指先に力を入れすぎず、ダーツを優しく包み込むように握る方法が一般的です。手首の角度を少し変えるだけで、ダーツの飛びが大きく変わることがあります。

何種類か試してみて、一番しっくりくる角度を見つけることが推奨されます。

スタンスは、ボードに対して真正面を向く「正対」や、横向きに立つ「オープンスタンス」など、様々な種類があります。

猿腕の人は、ボードに対して少しだけ斜めに立つことで、腕をよりスムーズに振れることがあります。色々なスタンスを試して、最も安定する立ち位置を見つける方法が知られています。

ダーツに力が伝わらない投げ方とは?

「力んでしまう」「ダーツが飛ばない」と感じているなら、それはダーツに正しく力が伝わっていない可能性があります。

力任せに投げようとすると、手首や指に不必要な力が入ってしまい、結果的にダーツの軌道が不安定になります。

ダーツは、腕の振り子の勢いと、指先の軽い押し出しで飛ばすものであるとされています。

正しい投げ方では、「力を抜くこと」が何よりも重要とされます。脱力した状態で腕を振り、リリースする瞬間にだけ、指先で優しく押し出す感覚を掴むことができれば、ダーツは軽やかに飛んでいく可能性があります。

ダーツが安定しない原因は猿腕ではない

ダーツが安定しない原因を、すべて「猿腕だから」と決めつけているケースが見られます。

実は、猿腕よりも、「毎回同じフォームで投げられていない」ことの方が、安定しない一番の理由である場合がほとんどです。

フォームが安定しないと、投げ方や力の入れ具合がバラバラになり、グルーピングが定まりません。

猿腕のプロプレイヤーと村松治樹プロ

「猿腕だけど、トッププレイヤーになれるの?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。

結論から言うと、猿腕であることを公言し、その特性を活かしたフォームで活躍しているトッププロプレイヤーは実際に存在します。

例えば、日本のトッププレイヤーの一人である村松治樹プロは、猿腕の気質を持つプレイヤーとして知られています。

彼のフォームは、その身体的特徴を活かして確立されたものであり、それが彼の強みの一つとなっています。

プロ選手が証明しているように、猿腕は上達の限界を決めるものではありません。自身の身体の特性を理解し、それに合わせたフォームを追求することが、高いレベルを目指す上での鍵となると言えるでしょう。

猿腕ではない方からみると、妙に不自然なセットアップやフォームだなと筆者も最初はそう思いましたが、

プロにも村松プロだけでなく、特に女性のプロには猿腕の方がおり、皆それぞれ自身の体の仕組みを熟知しながら結果を出していることを忘れてはいけないなと、プロの動画を見ていて強く感じています。

猿腕もまた、個性の1つ。

腕の仕組みがどうあれ狙ったところにダーツを入れる方法が人それぞれあるということをお伝えしました。

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